社労士試験とは

社会保険労務士試験について知ろう

社労士試験合格を目指しているのでしたら、社労士試験について知る必要があります。
これから受ける試験についての概要をつかんでおく事はとても大切です。
学習の計画を立てる上で重要になるからです。

 

社労士試験は、どういった試験で、どうなると合格なのでしょうか?

 

社労士試験の合格率

社会保険労務士試験の合格率は、およそ8%前後です。
合格率は毎年変化します。
前年が高い合格率の場合、翌年は合格率が下がることが多いです。
合格者が一定数になるように、合格基準点に調整をかけているからだと言われますが、
真偽は不明です。

 

受験者数

合格者数

合格率

2017

38,685

2,613

6.8%

2016

39,972

1,770

4.4%

2015

40,712

1,051

2.6%

2014

44,546

4,156

9.3%

2013

49,292

2,666

5.4%

2012

51,960

3,650

7.0%

2011

53,392

3,855

7.2%

2010

55,445

4,790

8.6%

2009

52,983

4,019

7.6%

2008

47,568

3,574

7.5%

2007

45,221

4,801

10.6%

2006

46,015

3,925

8.5%

2005

48,120

4,286

8.9%

 

合格基準

合格率より重要なのがこの合格基準です。
これをクリアしない限り合格はあり得ません。

 

合格基準点(合格ライン)

満点の65%程度が合格基準点です。
70%正答できれば合格です。

 

  択一 選択
総合 45 26
科目ごと 4 3

 

満点

満点は次の通りです。
年により合格基準点は変化します。
多くの場合、基準点が下がりますが、たまに基準点が上がります。

 

過去の合格基準点

過去の合格基準点は、表の通りです。
基準点を上げ下げして、合格率が8%程度になるように調整しているようです。
この事から、社会保険労務士試験は、一定の点数を取れば合格という試験ではなく、上位8%に入れば合格という、他者との相対的な立場で合格を手に入れるタイプの試験であることが分かります。
ただし、70%正答できれば合格できると言えます。

択一

選択

2017

45

24

2016

42

23

2015

45

21

2014

45

26

2013

46

21

2012

46

26

2011

46

23

2010

48

23

2009

44

25

2008

48

28

2007

44

22

2006

41

28

2005

43

27

 

社労士試験の難易度

社労士試験の合格率8%は難しいと言えるのでしょうか?
合格率だけを見て判断する事ではありません。
考えないといけない問題はあまり出ませんので、そういった点では難しい試験ではありません。
合格率を見て及び腰になっている方は、少し気楽に構えましょう。
ただし、下にも書きますが、スピードが要求される試験です。
アウトプットの速さが重要になります。問題文を読み、選択肢を読んだ瞬間にに答えを導き出すスピードが要求されます。
数字の暗記が3~4割程度

 

学習時間

社労士試験の学習時間の目安は1000時間と言われています。
新テキストが発売されるのが11月頃、試験が8月末、約9か月の期間を学習に割いたとすると、30日×9か月=270日。
1000時間÷270日≒3.7時間/日を学習に使う計算になりますね。
土日=270/7*2≒77日、平日193日
平日386
試験間近になると、少ない人で30時間/週、多い人だと40時間/週くらい学習します
平日3時間、土日7.5時間、平日4時間土日10時間

試験問題

 

試験の形式

試験の形式は2種類の形式があります。
択一式と選択式です。

 

択一式

各問題にAからEの5つの選択肢があり、その中から「正しいもの」または「誤っているもの」を1つ選択して解答します。
平成24年からは、内容が少し変わり、選択肢に「正しいもの」または「誤っているもの」が複数あり、その組み合わせや個数を選ぶという問題が出題されるようになりました。

 

  • 次の記述のうち、正しい(誤っている)ものはどれか
  • 次の記述のうち、正しい(誤っている)ものの組合せはどれか
  • 次の記述のうち、正しい(誤っている)ものはいくつあるか

選択式

穴埋めです。
文章中のAからEの5か所の空欄に、あらかじめ用意された適当な語句、文章または数字を選んで解答します。

 

解答方法

解答方法は、マークシート形式です。
それが何だと思われがちですが、解答方法も重要なポイントです。
記述式の場合とマークシート形式の場合とでは、求められるポイントが変わってくるからです。
マークシートの場合、1肢1肢○×を判断するだけですから、知っているか知らないか、そのレベルに到達すれば点数が取れます。
記述式と違って、一言一句正しい語彙を答えることや、答えを導くまでの過程などは求められていません。
裏を返せば、選択(マーク)した結果のみで点数がつけられてしまうため、より正確に○×を判断できるまで学習する事が求められます。
選択肢の中のどこが間違っているかを判断する力が必要になります。

 

問題数と試験時間

問題数と試験時間を知ることは大変重要です。
これを確認しないで学習していると、試験当日に痛い目をみます。
試験に合格するためには、「制限時間内に解答し、合格基準点を超える正答を得る」必要があります。至極当然ですが、とても重要です。
試験時間が終わって、家に帰ってから全て解き終えても遅いのです。
そのことを学習に取り入れる必要があることを考慮していない方が多いのです。

 

解答時間

択一式:
合計70問(350肢)(3時間30分=210分)
1問あたり3分(1肢あたり36秒)

 

選択式:
合計80問(10問×8科目)(80分)
1科目あたり10分

 

これは、あくまでも「試験終了までに、1問(1肢)に与えられた時間」です。
この時間の中にマークシートを塗りつぶす時間も含んでいます。

 

試験合格のために大切なものが見落とされていますが何かわかりますか?
それは、見直し時間です。

 

見直し時間を考慮すると

見直し時間をどのくらい取るかによって、この時間は変わります。
例えば、択一式に30分、選択式に20分の見直し時間を設定して、上の時間を再計算すると、下の表のようになります。

択一式なら1肢あたり、約30秒で読み、正誤を出す。
1問あたりで言えば、2分34秒で解答を出し、マークする。
さて、あたななら日々の学習の際どんな事に気をつけますか?

 

結局どんな試験か

「スピードを求められる試験」
これに集約できると思います。
覚えた知識を、問題を読んで直ぐにアウトプットできるか、迷っている時間はありません。

 

試験が終わった後、試験会場のあちこちから「時間が無かった」という次の
ような声が良く聞こえてきます。

 

  • 最後までできなかった。
  • 問題が長すぎて時間がかかった
  • 見直しの時間が取れなかった
  • ゆっくり落ち着いて解けば解けるのに

 

最後までできなかった。問題が長すぎて時間がかかった。
ゆっくり落ち着いて解けば解けるのに、迫りくる時間に気持ちが焦り、思うように
実力を発揮できない。そんな事もあり得ます。

 

もう一度書きます。
社労士試験を攻略するにはスピードが大切です!!
日ごろスピードを意識して学習しておかないと、本番の試験で時間が足り
なくなることがあり得ます。