通学による学習
通学による学習は、資格学校に通って学習するスタイルです。
小学校、中学校・・・と長年学校生活を過ごしてきたので、想像がつきやすい
学習スタイルですね。
資格学校では、講師(先生が)前方で1コマ90分程度の講義を行ってくれます。
内容をかみ砕いて説明してくれるため、自分一人でテキストを読み進めるよりも
内容が頭に入りやすくなります。
講義のない日には家や資格学校の教室で、復習や問題演習を行います。
単元(科目)が終わるごとに、小テストが行われる学校もあります。この単元
終了ごとに行われる小テストでは、あなたの学習の習熟度や理解度がわかり
ますので重宝します。
通学による学習のメリット
通学による学習には次のようなメリットがあります。
- 効率良く学習できる
- その場で、質問をすることができる
- 仲間がいるので、モチベーションを維持しやすい
- 毎年の法改正への対応
- 学習場所を確保できる
効率の良い学習が可能
講師に重要ポイントを教えてもらうことで、独学よりも効率よく勉強できます。
また、わからないところを直ぐに質問でき、その場で解決できるのも良い点です。
社会保険労務士試験は毎年法律の改正が多く、法改正への対応が必要に
なります。この法改正の情報や法改正用の講義も行われるので、法改正への
対応が行いやすくなるのも利点です。
モチベーションの維持がしやすい
通学することで勉強仲間ができたり、授業(教室)の雰囲気を体感することで
学習へのモチベーションを維持しやすいです。
学習場所を確保できる
学校の教室を貸出していることが多く、学習場所の確保も可能になります。
通学による学習のデメリット
通学による学習には次のようなデメリットがあります。
- 時間が限られる
- 場所が限られる
- 勉強した気になる
- 費用がかかる
時間が限られる
通学講座(講義)は決まった曜日、時間に開催されるため、時間的な制約が
大きいのがデメリットです。仕事から帰る時間が不規則な人や、急な出張が
多い人にとっては最も障害となる点です。
また、学習の開始時期によっては通学を選択する事はできません。
講義が進んでしまっていて、過去の講義を見られない事があるからです。
場所が限られる
通学という言葉通り、講座(講義)が行われる場所まで通う必要があります。
職場や自宅の近くで講座が開かれていれば良いですが、どちらからも遠い
という場合には、 そこまでの移動時間や交通費がかかることを考慮する必要が
あります。
勉強した気になってしまう
通学の場合、学校に行き講座(講義)に出れば流れに沿って学習は進んで
いきます。講義を受けただけで、何となく勉強した気になってしまいがちです。
当然ですが、講義を受けたからといって、講義を受けただけで試験に合格
できるわけではありません。講義以外での学習が重要になります。
費用がかかる
通学による学習は、独学や通信講座に比べると費用が多くかかってしまいます。
特に独学の場合と比べると非常に多くの費用がかかり、10倍以上、金額で
10万円以上も多く出費が必要になります。
また、講座費用だけでなく、学校等への会場までの交通費も必要になります。
ただし、それだけ多額の費用を使って学習に取り組むので、
「何が何でも受からなければいけない」というように、モチベーションが向上する
効果は期待できます。
通学が向いている人
次のような人が通学による学習が向いています。
- 学習のために決まった時間を確保できる
- わからない点はその場で質問したい
- 短期間で効率的に学習を進めたい
- 金銭的に余裕がある
- 一人だとどうしても怠け癖が出てしまう
- 資料請求で自分に合った講座が見つかった
- 自分で勉強方針を立てるのが苦手だ
たくさん挙げましたが、「通学のために時間を確保できる」のは必須条件ですね。
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