過去問では問題の問われ方を知れ
過去問はどのように使えば良いのでしょうか?
キーワードは「論点」です。
過去問を使用しながら、問題の論点を確認していきます。問題の論点と
言っても難しく考えることはなく、問題文の中で「どこが合っていれば解ける
のか」「何がわかれば解けるのか」、これを単語単位で確認していきます。
例えば、
- 義務なのか、努力義務なのか
- 以上なのか、超なのか
- 以下なのか、未満なのか
そういった問われ方の特徴が必ずありますので、そこをチェックします。
テキストへの書き込み・フィードバック
そして、この狙われているポイントをテキストに戻り、チェックします。
テキスト(基本書)の使い方にも共通することですが、チェックというのは、
ただ単にテキストで確認するだけでなく、テキストに印を書き込みます。
丸ぽつ「●」を記入するのでも良いし、「H○年」というように、過去に出題された年を
記入するのも良いでしょう。私は「●」を書き込みました。
上記で書いた、論点の確認作業同様、この印の書き込みも単語単位で行います。
義務なのに、努力義務と出題されたのなら、テキストの該当部分の義務の
文字の真上に「●」を書き込みます。
この印の数が多くなればなるほど、そこが狙われ安いポイントです。
このあたりのことは、テキストへの書き込みにもう少し詳しく書いてありますので、
そちらを参考にしてみてください。
過去問練習の目標
過去問の話に戻ります。
過去問は、1順目は上記の様に、テキストへのフィードバックをするために
使う事になります。読み物としての扱いです。
本格的に解くのは、2順目からになります。
3回転が目標
1肢につき、2順連続で正答するまで問題を解き続けます。
全ての問題を2順連続正答するまで解き続けて、1回転とします。
この連続正答のカウントは、「論点がどこで、どう間違っているのか」が正確に
答えられて初めて1回正答という事です。これを続けて3回転を目指しましょう。
私は、2回転までしかできない科目がほとんどでしたので偉そうなことは言えません^^;
95%超の正答率を目指そう
回転数の目安で3回転と書きましたが、もう一つの目安として過去問の正答率で
95%を超える事です。
なんで95%?と思うかもしれませんね。実はこの95%には、本当は理由が
あったのですが、忘れてしまいました。ごめんなさい。学習法を探していた当時、
なるほどと思った覚えがあるのですが、納得した瞬間に理論はどうでも良く
なってしまい忘れてしまいました。
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